幻想的な個展:ブラック・キャンバス・シリーズ:ライフ by JULIAzJJADE

2012年01月28日 Taro

まっ暗闇にキャンバスだけが浮き上がって見える、幻想的な雰囲気の個展が、後2日を残すのみとなり、いま東京渋谷ルデコビル5階で開かれています。キャンバスにアクリルで描いた絵は、黒い壁に掛けられ、照明はキャンバスのサイズに合わせた柔らかいスポットライトのみなのですが、効果はあたかも絵自体が光を放っているように見えます。

作家はじゅりあ(JULIAzJJADE)で、今回の個展は「ブラック・キャンバス・シリーズ:ライフ」というタイトルです。

じゅりあの絵は見る者にキャンバスからあふれ出んばかりの力強さと優しさを感じさせてくれます。じゅりあの絵はどれもキャンバスの中で自己完結しているものはなく、線についていくと、キャンバスの外の空間にある想像の世界へと人をいざなってくれます。

例えば、YOU AND ME と題した2枚の絵はセットになっていて、太陽が月を照らすイメージです。太陽の後ろには北斗七星の一部がのぞいています。大いなる宇宙は限りなく広がり、北斗七星の全部の星を見つけるには、キャンバスの外へ出なければなりません。また、この2枚の絵の間に、物理的距離を置き、一本の光の線でつながっているように配置することで、宇宙の遠くから月に光が届くことを想像できます。

アメリカとヨーロッパで美術の教育を受け、年を追うごとに簡素化されていった彼女の表現方法は、現在のシンプルさに要約されます。絵を見る誰もが優しい気持ちを感じる理由の一つは、必ずどこかに花が描かれていることでしょう。

じゅりあの日本でのアーティストとしてのデビューは、2011年5月のルデコビルでの個展でした。その後、3月11日の震災と津波の被災者のための募金活動に貢献するためのヘルメットアートと9月9-10日の24時間のマラソン・プレゼンテーション Stainless JULIAzJJADEに続き、今回の個展開催の運びになりました。

シンプルでパワフルなじゅりあのアートは家庭や事務所の空間に高いエネルギーと優しさをもたらします。これからさらなるパワーアップが楽しみなアーティストです。

 

 

 

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