ファーバー氏:「第三次世界大戦が今後5年以内に起こる」

2012年01月20日 Saidani

翻訳:mikte

Lew Rockwell(マック・スラボ)より:

著名なエコノミストで、トレンド予測を行い、「Gloom Boom & Doom Report」を発行するマーク・ファーバー氏は、「Barron’s 2012 Roundtable」(バロン誌2012年円卓会議)で世界を代表する投資の知識人に加わり、経済、インフレ、政局の安定など多数の問題に関してだけでなく、2012年には何が待ち構えているかを議論した。

大抵いつもそうであるように、ファーバー氏は歯に衣着せない発言をし、近い将来に起こることをよそに、大詰めは世界的な紛争だと警告した。

SGT ReportよりBarron’s 2012 Roundtableから予想されること

マーク・ファーバーもう1つ楽観的なことを言えば、今後5年以内に第三次世界大戦が起こる。中東が一触即発の事態になるということだ。新政権は欧米諸国にあまり友好的ではないだろう。欧米諸国は中国を封じ込められないことも分かった。中国は急速に成長しており、東南アジアで陸海軍力を強める。欧米諸国が中国を封じ込める唯一の方法は、中東における原油の供給を管理することだ。

ビル・グロス(PIMCO<パシフィック・インベストメント・マネジメント>創設者):第三次世界大戦が起こると仮定しているが、金融市場にはどんな影響が及ぶだろうか? 株式には好材料?

マーク・ファーバー:株式には非常に好材料だが、債券にはマイナスだ。負債が劇的に増えるためだ。国債の貨幣化がかなり起こるだろう。アメリカが第二次世界大戦に突入した時、合計債権額はGDPの140%に相当し、短期国債はなかった。現在、合計債権額はGDPの380%だが、短期債権があるため債権額はGDPの800%になる。

ブライアン・ロジャース(T. Rowe Price<米国投信運用会社>会長):第三次世界大戦は株式にどう好材料なのか?

フェリックス・ズラウフ(Zulauf Asset Management<スイス拠点のヘッジファンド>):経済上の未使用の能力が軍需産業に向けられる可能性がある。この費用は新たな国債で賄われる。そうして経済は成長を続けている。

スコット・ブラック(Delphi Management社長):マーク、もしイスラエルがイランの核施設を攻撃するとしたら、空軍力を行使する。陸軍を投入するつもりはない。あなたが考えているような戦争は起こらないだろう。

ビル・グロス:現在、戦争はサイバースペースやテロリスト支配下の場所で起こっている。地上であろうとなかろうと、問題ではない。

ファーバー氏は過去の出来事についてもその見解を披露し、(支払い拒否や単純に金融緩和を行うことによって)諸国家が数兆ドル相当の債務不履行を起こし始めたら、第三次世界大戦は避けられない結末になると示唆した。

2010年8月、ファーバー氏は購読者に最悪の事態に備え始めるよう勧めた。

最近の「Gloom Boom & Doom Report」で、ファーバー氏はそうできる人は都会を去って、田舎、できれば農場に安全を求め、最悪の事態が起こった時にその土地を守る準備をしておくよう助言した。

「Barron’s 2012 Roundtable」の数人のメンバーは、従来型の世界戦争は問題外で、むしろ戦争は制空権を通じて、さらにサイバースペースで処理される(それ自体、現代文明にとって壊滅的な戦場になり得る)と示唆する考え方に異議を唱えているが、イランに対する攻撃や、ヨーロッパやアメリカに対するならず者の攻撃は、中国やロシアが関与せざるを得なくなる段階までエスカレートするという現実の可能性を無視している。

信じ難いが、これまでにも起きている。前世紀に2度も。

1914年より前も、それを信じる人は少なかっただろう。しかし1914年6月下旬、フェルディナント大公が暗殺されてからほんの数ヵ月のうちに、何百万人もの人々が死に、西部戦線はヨーロッパ中に何百マイルも広がって北海まで及んだ。

うまい名前が付けられているが、アドルフ・ヒトラーの「電撃戦」が数日のうちに全諸国を襲った第二次世界大戦でも、物事は同様の速さで展開した。

事を起こすには、1つの国、発射ボタンに手を置いた1人の反社会的なリーダーがいればいいのだ。すると、もう誰も止めることはできない。

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