米国は同盟国日本を罰し、イランの同盟国には得をさせる

2012年01月08日 Saidani

翻訳:kawasaki

米国が自国の国益優先のために他国に犠牲を強いることは疑う余地もない。 最近の対イラン制裁案は日本のような国は極めて不利な立場に置かれる政策である。 イランに対する制裁は、1940年代に日本を刺激して米国を攻撃するように仕向けるよう設計された経済封鎖を思い出させる。米国はそうすることでヨーロッパとアジアで戦争を起こす道徳的権限を得たのである。 米国とイランは、今互いに武力による威嚇をし合っているが、イランに対する経済制裁は、現代のモダンで平和な米国がイランを攻撃する理由を作るために組み立てられている。

それからアメリカの虚偽に満ちた核政策がある。 日本が良く分かっているように、米国は原爆を一度ならず二度も人口が集中した都市に落とした唯一の国である。 米国が主張する広島と長崎は軍事的かつ産業的標的であったということは、お忘れいただきたい。米国によって使われた原爆は無差別大量破壊兵器であり、日本に恐怖を与えて他国へ米国の力を見せつけるためであった。 そのうえ、 原爆による放射線は全く無害だった。 あり得ないことだ。

「広島に放射線なし」と1945年9月のニューヨークタイムズ紙は報じている。「調査は長崎に危険は及ばず」ともう一行のヘッドラインがある: 「原爆後の放射線量は夜行性時計の文字盤千分の一にすぎない」と1945年10月7日には報じられた。

原爆を日本に投下してから10年もたたないうちに、米国は「無知な日本人」に原子力発電を押しつけることが米国の利益になると考えた。日本の現在の皮肉な状況にはここでは触れないでおく。

オバマ氏が選出されたとき、彼は核兵器なき世界、世界平和、そして世界がひとつになることを話した。このメッセージは日本と世界から好意をもって受け止められた。その言葉の潜在的効果だけで、オバマ氏は政権を取って間もなくノーベル平和賞まで受賞した。不幸なことに、 現実は選挙演説の通りにはいかない

米国カンザス州の牛乳まで飲めなくした史上最長で最悪の原子炉災害から日本が立ち直ろうとしている最中に、米国エネルギー省は今週、原子爆弾と原子炉を発明した組織の後継組織は昨年夏と再度11月にZマシンをスイッチを短時間入れたと発表した。Zマシンとは、世界最大のX線を発生させる装置で、大部分の発展途上国を破産させるほどの電力を必要とするものである。

その目的とは?もし核兵器がまだ動くなら、核爆弾の燃料を焦がすためである…

プルトニウムを使い わずかな核爆発力を伴うすべての臨界未満のZマシン核実験は、「臨界超過状態」に至らなくても技術的には「核爆発」となる。その理由によって、我々は米エネルギー省がプルトニウムを使って続けている核実験に反対し、日本で同じ考えの人々と一致団結して「これらは核実験である」と言い、包括的核実験禁止条約組織の政策と見解、その信奉者、条約批准者を、すべての臨界未満の核実験を許していることに対し声を大にして非難する。我々は包括的核実験禁止条約 (CTBT) は、これらの実験が許されている限り核拡散には無益な道具であるという見方をしている。

核軍縮もそこまでだ。 イランの核プログラムを理由にした米国の対イラン制裁に加わった 日本政府は、これらの核実験や米国の政策とうたい文句の虚偽性に全く関心がない。

日本は米国が昨年夏プルトニウムを使った核兵器の三度目のテストについて米国政府に苦情を言うことはないだろうと、金曜日、内閣官房長官 藤村氏は言った。

「核兵器なき世界」という呼びかけにもかかわらず、オバマ大統領は2009年1月に政権を取って以来三回の未臨界テストを見ている。オバマ氏は彼のビジョンのおかげで2009年にノーベル平和賞を受賞したが、核実験に関しては厳しい批判が寄せられるだろう。

「我々は、オバマ大統領の核兵器なき世界(のビジョン) を目指して米国と協力を続け、国際コミュニティーでそのような議論の先頭に立ちたい」と藤村長官は語った。

米国はたぶん自分たちだけが核兵器をもつ世界が欲しいのだ。

しかし 米国の対イラン政策にはもっと奇妙な複雑性がある

木曜日の夜遅く、米国企業のホーカー・ビーチクラフト社は 米軍の航空機契約入札に参加を許されないことを米空軍より告げられた。

同社は空軍と2年間にわたって仕事をしてきており、航空機の必要条件を満たすために1億ドル以上を使い、機材(ビーチクラフトAT-6)は空軍州兵によるデモンストレーションで示された通りすべての条件を満たしていると言っている。

この件は入札負けや失格したためではないようだということを記憶にとどめておいてほしい。実際は、これは入札なしに契約した典型的なケースなようだ。契約相手がアメリカの会社 ハリバートンだと分かったとき残された会社が激怒したのを覚えておられようか。

今回は大きな違いがある。 入札なしで契約を手に入れた会社はアメリカの会社ではなかった。悪いことにこの会社は怪しい友人がいる。イランという・・・

エムブラアエルというブラジルの大手航空機メーカーは、政府の契約を手に入れるために違法な支払いをしている疑いで 現在調査中 であるが、この会社は実質的にブラジル政府が所有している・・・

しかしブラジルは 悪党の国イランとの長く汚い付き合いについて説明をする必要がある。

半球事務評議会によると、「1989年にブラジルはエムブラアエルの比較的低価格の軍用機ツカノスをイランに売ることを選んだ。」 ワシントン研究所によると現在イスラム革命防衛隊空軍は40機のエムブラアエルT-2ツカノスを運行している。 実際、イランはツカノスを主たる近接航空支援の航空機として使っている。

近年、ブラジルはイランと冷酷なリーダーのマフムード・アフマディーネジャード氏との怪しい付き合いを続けてきた。ハドソン研究所は、「ブラジルと米国のもう一つの緊張のエリアはイランである。2009年11月にダ・シルバ大統領はイラン大統領マフムード・アフマディーネジャード氏をブラジルに招いている。2010年5月にはダ・シルバ氏は、ブローカーがイランの低濃縮ウランの一部だけをトルコにプロセスのために出荷するのを手伝った。残りはイランに残し核兵器製造のために濃縮することが可能だった。」と書いた。

オバマ政権は信頼されていたアメリカのメーカーを締め出し、米国の国益に最も敵対的な核の能力増強に関与して来た政府所有の会社を選ぶというのは奇妙なことだ。

たぶんこれは賢い外交なのだ。オバマ氏の支持者は最も大きな問題は 大統領は大部分の人にとって頭が良すぎて 理解出来ないことだという。しかし日本が対イラン制裁によってすべてにより高いコストを払うのであれば、オバマ大統領には少し頭を悪くしてもらって、我々がなぜ同盟国日本が罰を受けて、イランという敵の同盟国が得をするのかを理解出来るようにして欲しいものだ。


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